太陽生命で査定の自動化へ
T&D保険グループの太陽生命保険株式会社では、生命保険加入時に顧客がデジタルペンを用いて、告知書へ記入した告知内容を、営業職員が携帯する端末から本社に送信した後、本社の担当者が保険加入の判断をしていたため、保険加入時の引受判断結果通知まで時間を要していた。
このことを受け、顧客サービスの一環として、日本アイ・ビー・エム株式会社の、ソフトウェア「IBM Operational Decision Manager(以下、ODM)」を導入し、告知の査定を自動化(以下、「査定の自動化」という)した。
顧客満足度の向上と業務の効率化を推進
現在、太陽生命株式会社では、「EVOLUTION’15」を推進し、「ワークスタイルの変革」、「支社業務の改革」、「査定の自動化」に取り組んでおり、この度「査定の自動化」が実現した。このことにより、顧客満足度の向上と業務の効率化を実現させる考えである。
迅速な査定の実現
告知漏れ等による追加告知のために、営業職員等が再訪問することがなくなり、顧客の負担が軽減するほか、過去の査定経験をもとに設定した査定基準をODMのルールエンジンに登録することで、顧客から得た告知内容につて自動的に査定の判断が可能となった。
そのために、保険加入に関する査定結果が即時に確定することを実現した。ODMに顧客の健康状態や病歴の内容に応じて、自動的に質問事項が設定されるようにすることで、契約申込における引き受けの判断に必要な告知を正確に漏れなく受領することができるようになる。
ODMを導入することにより、査定判断に必要な告知情報を不備なく取得、告知の査定結果を即時に判定、業務効率化への寄与などを実現することができた。
(画像は太陽生命保険株式会社ホームページより)
太陽生命保険株式会社
http://www.taiyo-seimei.co.jp/