WWFジャパンが絶滅の危機に瀕するネコ科動物の啓発広告を掲載
世界最大規模の環境保全団体となるWWFジャパンは、絶滅の危機に瀕するネコ科動物たちの現状を啓発する広告を、ネコの日となる2月22日の東京新聞朝刊に掲載した。
身近なネコもトラやヒョウも同じネコ科だと、錯視を使ってアピール
掲載された広告には「ハイブリッドイメージ」という錯視が用いられており、広告を近くで見ただけではネコが描かれているように見える画像が、遠くに目を離していくと段々トラやヒョウが見えてくるというデザインになっている。
これは普段身近に可愛がるネコも、絶滅の危機に瀕するトラやヒョウも、同じネコ科であると言うことを意識して貰うためのもの。そういった他のネコ科の動物は絶滅の危機に瀕しているのが現状である。
現在ネコ科の野生動物は世界各地で37種確認されており、その中で森林の伐採などの環境破壊や地球温暖化、それに毛皮などを狙った密猟を原因として、絶滅の恐れが高いネコ科の種族は、17種類にも及んでいる。
そこでそんなネコ科の動物に関心を持って貰い、絶滅を防ぐ意識を育てていこうというメッセージを込め、2月22日のネコの日に新聞広告を掲載している。
なお、広告に使用した「ハイブリッドイメージ」とはだまし絵の一種で、高周波画像と低周波画像を組み合わせ、近くと遠くで見た絵に異なる画像を認識させる効果を持つ技法である。この人間の視覚特性を利用し、主に近距離では輪郭のハッキリした画像(ネコの絵)が見え、遠距離ではぼやけた輪郭の画像(トラやヒョウの絵)が見えやすくなる。
(画像はプレスリリースより)
@ press コ科動物を救うキャンペーン広告掲載
https://www.atpress.ne.jp/news/91818WWFジャパン【ネコ科動物を救うキャンペーン】
http://www.wwf.or.jp/campaign/hello10/index_c.html