中国やブラジルで事業売却
自動車構造用金属部品とアセンブリの世界的なリーディング・メーカーであるタワー・インターナショナルは、2015年の第4四半期中に完了した事業売却の成果と、以前に発表したタワー・ヨーロッパの販売見込みに関する検討計画の最新状況を発表した。
同社は、前の計画と同条件で、中国における2つの合弁事業の売却を完了し、第4四半期中に受領した現金収入は4800万ドル。また、主にタワーの純資産の関連する非支配持ち分の消去を含め、販売により得た全企業価値は、8800万ドルとなっている。
さらに同社は、当初の計画にはなかったが、ブラジルにおいて、第4四半期中に2つの事業のうちの1つを売却しており、販売により得た現金収入と企業価値は900万ドルである。
2015年における販売事業によって、償却前営業利益の微損失を含めて、約3000万ドルの収入が計上されており、これらの売却に続いて、タワーは、2016年、中国とブラジルを合わせて、約1億ドルの収益を計画している。
欧州でも売却計画
タワー・ヨーロッパの販売見込みに関して、複数の戦略的な入札者が次のフェーズに参加するために招待されており、指示に基づいた法的拘束力のない申し出は、年度末より前に受諾されている。
このプロセスは、2016年の第1四半期までにタワーが実行するか否かの決定に到達するために順調に進んでいる。それ以降のステータスの更新は、最終結果が発表されるまで予定されていない。
もちろん、タワーがヨーロッパの事業を保持し遂行するためのオプションより勝っていると思った条件で、売却が完了するという保証はされていない。
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