エタネルセプト(遺伝子組換え)バイオ後続品
2016年1月12日、第一三共株式会社は同社が開発中である関節リウマチの自己免疫疾患治療薬「CHS-0214」が、第3相国際共同試験(RApsody試験)において主要な目的を達成したことを明らかにした。
RApsody試験は、日本人を含むメトトレキサートの治療に効果不十分の関節リウマチ患者を対象としており、同剤の有効性及び安全性を、エタネルセプト(遺伝子組換え)の先行バイオ医薬品である「エンブレル」と比較したものだ。
主要評価項目であった本剤投与後24週時点での関節リウマチの疾患活動性を評価する指標が、同剤群と先行バイオ医薬品群において事前に規定した同等性の基準を満たしたという。
関節リウマチなどの膠原病・自己免疫疾患の治療薬
同剤はエタネルセプト(遺伝子組換え)バイオ後続品で、同社が米国Coherus BioSciences社とともに開発している。
エタネルセプトは関節リウマチなどの膠原病・自己免疫疾患の治療薬で、国内では関節リウマチを適応症とする。同カテゴリーに位置するインフリキシマブとは異なり、メトトレキサートとの併用が必ずしも必要ではない。
第一三共株式会社 プレスリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006395.html