イノベーションの発展を目指す
マグナインターナショナルは4日、自動車用トランスミッションの世界的リーディングサプライヤーであるゲトラググループの買収を完了したことを発表した。
ゲトラグは、今後10年間で世界的に高い成長が期待されているセグメントである、デュアルクラッチトランスミッション「DCTs」を生産する市場のリーダー。その確立された製品ラインは、エンジニアリングと製造に関するマグナパワートレインの専門知識を補完し、成長のための新たな機会を提供するものだ。
マグナパワートレインの社長であるジェイク・ハーシュ氏は、次のように述べた。
「完全なパワートレイン・ソリューションを提供するためにビジネスを拡大することは、我が社にとって戦略的な優先事項となっています。我々は、ゲトラグが、製品・技術・フットプリント・顧客・人員について非常に調和していることを信じており、イノベーションの歴史における成果を継続するために一緒に仕事をすることを楽しみにしています。」(プレスリリースより引用)
両社の製品ポートフォリオが統合
ゲトラグは、マニュアル、セミオートマチック、デュアルクラッチ、ハイブリッド、その他の高度なシステムを含む幅広いトランスミッションシステムを提供し、トランスミッションと技術的リーダーシップにおける80年の歴史を持っている。
この買収で、マグナのパワートレインシステムの機能が拡張され、さらに、両社の製品ポートフォリオが組み合わされることによって、垂直統合の機会が強化されることとなる。
燃費向上と低炭素排出も実現
マグナインターナショナルのCEOであるドン・ウォーカー氏は、同社の企業グループにゲトラグが加わることを歓迎する意向を示し、この買収は、同社が戦略的な自動車製品ラインの洗練されたポートフォリオへ注力し続けている証明である、と述べている。
これに対し、ゲトラグのCEOである Mihir Kotecha氏は、次のようにコメントした。
「マグナインターナショナルの所有権の下で、ゲトラグはより力を持つことができるようになるでしょう。私は、合併したビジネスが、燃費向上と低炭素排出の必要性により、パワートレイン部門において創成されている機会を実現できることを期待しています。」(プレスリリースより引用)
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