介護現場のケアマネに聞きました
インターネットインフィニティーは、1月7日、「娯楽型介護保険事業所・施設(カジノ型・アミューズメント型)に対する意識調査」の結果を発表した。
娯楽型介護保険事業所・施設とは、利用時間のほとんどをパチンコや麻雀などをして過ごす場所として知られ、神戸市と兵庫県では、条例で規制することを決定。一方、この類の施設に関しては、様々な意見があり、実際に介護現場のケアマネジャーはどのように考えているのかを今回、調査したという。
結果の概要
娯楽型介護保険事業所・施設について、賛成をしたケアマネジャーは206名で、32.2%を占めたが、反対した人も204名(31.8%)で、ケアマネジャーの中でも賛否両論があることが判明。また、賛成も反対でもないと答えた人も231名(36.0%)で、意見が分かれた。
賛成理由の多くは、事業所・施設の多様性。一方、反対意見では、介護保険のあり方に則ったサービスとは思えないというものだった。
一方、これまでケアマネジャーが担当した利用者の中にも、娯楽型介護保険サービス事業所・施設を利用した人がいた。その利用者の多くは、「人との交流」や「笑顔」に改善がみられたとしている。
回答数は641名
今回、調査結果を発表したインターネットインフィニティーは、2001年に設立。「日本の介護を幸せなものにする」というスローガンを掲げ、今後も価値ある介護を提案していく方針だ。
なお、調査は、2015年12月18日~12月24日、インターネットにて実施。ケアマネジャーの回答数は641名だった。
インターネットインフィニティー ニュースリリース
http://iif.jp/common/img/IIFRelease160107.pdf