10月にもマザーズにおいて上場
2016年9月15日、株式会社ユーザベースが東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を行う承認を得たことを発表した。上場日は同年10月21日となる予定であり、かねてより上場が話題となっている九州旅客鉄道株式会社の数日前となる。想定価格は2,510円で、時価総額は177億円となる見込み。
NewsPicks発の話題も現れ始めている
株式会社ユーザベースは法人向けのオンライン企業・業界情報プラットフォームである「SPEEDA」の開発および提供を行っており、関連会社においてニュースキュレーションアプリ「NewsPicks」の運営およびサービスを提供している。
SPEEDAの利用状況について、Tech Crunch Japanは9月15日付けで以下のように説明している。
ビジネスパーソン向けに世界180カ国370万社の企業情報や金融情報を提供するオンライン情報プラットフォームだ。導入企業は大手銀行を含め500社以上が利用しているという。(Tech Crunch Japanより)
また、ニュースキュレーションサービスである「NewsPicks」は、大手企業やベンチャー企業の役員や大学教授、政治家など、各界の著名人、一般ユーザーなど多くの人々がニュースやメディアの提供する記事にコメントするサービスとして人気を博しており、会員数は平成28年6月末で150万人に迫ろうとしている。
ニュースやオウンドメディアの提供を行っている企業が、NewsPicks上に自社アカウントを開設して、記事を配信する動きも増え始め、ビジネスパーソンが集まるサービスとしての価値も構築しつつある。
加えて、ニュースキュレーションサービスである一方、編集部を持ち、独自の記事やスポンサー広告、リクルーティング広告を制作しているのも特徴であり、今回上場にあたり公開された資料によれば、広告による売上が順調に伸びており、同社の成長に大きく寄与していることが明らかになっている。
(画像はプレスリリースより)
ユーザベースプレスリリース
http://www.uzabase.com/press/listing-aproval/