マルケンロフト社は電通のグローバルブランドMKTGに編成
8月18日に、株式会社電通の海外本社である「電通イージス・ネットワーク」が、ドイツのライフスタイル・マーケティング事業を展開している「Markenloft GmbH(マルケンロフト社)」の株式を100%取得することを発表した。
これに対して、マルケンロフト社の株主は合意している。なお、今回の買収の目的と買収後の同社の取り扱いについて、MarkeZineは8月19日付けで以下のように報じている。
株式取得後、マルケンロフト社はMKTGのネットワークに組み込まれ、今後3か月をめどに社名がMKTGに変更される予定。(MarkeZineより)
マルケンロフト社は企業と消費者を繋げる力に強み
マルケンロフト社は、2008年に設立。顧客企業の活性化策をより勢いつけることを目的としたブランドコミュニケーションに関する戦略の策定やそれと関連したコンサルティングサービスを強みとしている。
特にBtoC領域における、企業と消費者の関係構築や既にできあがった関係の再構築や改善を目的とした体験型イベントの企画や運営を得意としている。
また、それだけでなく、スポーツの大会における資金、人員、物といった支援を行うことで、企業名や特定の商品の広告機会を得る、いわゆるスポンサーシップサービスの提供に秀でた会社である。
今回の買収によって、電通イージス・ネットワーク社は、ドイツ市場における同社グループの成長戦略をより強く加速化させる予定。
それにはマルケンロフト社がこれまで培ってきた能力や顧客企業との関係性だけでなく、グループ各社との連携を考えており、これまで築いたノウハウや海外展開において買収等を通じて構築したグループネットワークに属する関係各社や事業などとのシナジー効果を生み出していく。
なお、今回の買収は、電通の2016年12月期における連結業績に大きな影響を与えるものではないとしている。
電通プレスリリース
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