日本損害保険協会が地震保険の広報活動として放送
平成28年8月23日、一般社団法人である日本損害保険協会は、平成28年度の地震保険広報活動の一環として、翌日8月24日(水)から、新テレビCM「立ち上がる、力になる。」篇の放送を開始することを発表した。
全国では平成28年8月24日~9月8日、関西では平成29年1月10日~19日、関西以外では平成29年3月4日~13日、合計68局で放送するという。
このCMをはじめとした広報活動は、地震保険の理解促進と加入促進を目的としたものであり、このほかにも、新聞・ラジオなどのマスメディアやポスター等を活用して実施する。
「地震保険に関する法律」は昭和41年に制定されており、平成28年度は地震保険が創設されてから50年を迎える。被災者の生活の安定に寄与するという地震保険の意義を、「立ち上がる、力になる。地震保険」というメッセージに込めたという。
テレビCMでは、地震保険を販売する損害保険代理店の担当者を俳優の高良健吾さんが演じ、「地震保険で多くの人の役に立ちたい!」と強く呼びかけを行う。
また、同日付で特設サイトをリニューアルするとともに、テレビCMや今後のイベントに関する情報等を掲載していくという。
地震保険とは
地震等により被災した者の「生活再建の立ち上がり資金」を確保し、生活の安定に寄与することを目的とするもので、政府と損害保険会社が共同で運営する保険。
地震、噴火、若しくはこれら由来の津波を原因として、住居用の建物および建物内の家財に生じた損害(火災・損壊・埋没・流失)について火災保険は保障していない。
これらの損害について補償し、保険金が支払われるのが地震保険であり、補償額は火災保険の30%~50%の間で任意に設定するしくみで、補償額は建物5,000万円、家財1,000万円が限度。
その性質上、単独加入が認められていない特殊な保険であり、地震保険に加入したいならば、火災保険にセットして加入する必要がある。ただ一方で、地震保険に加入することは、火災保険の契約の中途でも可能であり、柔軟な面もある。
日本損害保険協会 ニュースリリース
http://www.sonpo.or.jp/news/release/2016/1608_02.html●この記事に関連したニュースカテゴリ:
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