肥満症治療の大きな躍進になるか
東邦大学医療センター佐倉病院岡住慎一外科教授と龍野一郎内科教授は、日本肥満症治療学会外科手術データベース委員会委員長、事務局長として3月渡米。
外科治療の効果を分析し、肥満症に対し高度かつ効果の高い医療に結びつけることを目的として、共通データベースに基づき、米国肥満代謝外科学会との共同研究を開始することに合意した。
長期にわたるさまざまなケアに役立つ
日本における肥満外科手術例が増加し、かつ腹腔鏡手術が導入され、発展を遂げている。そんな中、肥満治療の先進国である米国肥満代謝外科学会と共同研究を行うことで、双方のデータベースを共有化。
症例を集積・分析することにより、治療効果の検証、治療ガイドラインの修正・改良、手術法、手術前後および生涯にわたる栄養管理、精神ケアなどで、今までより高度で効果の高い治療を目指す。
共同研究で治療の進展に
肥満外科手術は減量効果とともに、代謝疾患に対する高い治療効果の報告がされている。
その実施に当たっては、内科医や精神科医、栄養士も含めた総合的なチーム医療が必須であるが、今後この共同研究の開始・進展により、効果の高い治療の開発、進展が期待される。
東邦大学のプレスリリース
http://www.toho-u.ac.jp/東邦大学医療センター佐倉病院HP
http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/