日本NPOセンターの調査活動
メットライフ財団とメットライフ生命保険株式会社が、認定特定非営利活動法人日本NPOセンターの活動を支援した。この活動は、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を日本でより広め、社会的問題の解決を進めていくというものである。
ファイナンシャル・インクルージョンとは
現在日本では、経済的格差や金融の面で貧しく、生活が豊かでない人々が多く存在する。ファイナンシャル・インクルージョンとは、人々が経済面で生活が困らないために金融サービスへのアクセスを手助けしたり、知識やノウハウを広めたりする活動のことを言う。
調査結果
広い範囲に調査を行ったことで、現状を理解することができた。ひとつは、ファイナンシャル・インクルージョンを必要としているレベルの把握だ。
ある程度所得があるレベルの人々は、金融サービスや貸付制度を利用できる。逆に、所得がない、あるいは明らかに低い所得レベルの人々は、生活保護制度や各種給付制度を利用できる。
しかし、この2つのレベルの間の人々はサポートを受けられないため、ファイナンシャル・インクルージョンが必要だという現状が見えてきた。
そして、調査結果によると必要としている人々は、非正規雇用やアルバイトのため所得の低い人、多重債務者、高齢、障がいのため収入を得づらい人、金融について知識が少ないためにサービスにアクセスできない人などだ。
また、米英国での事例を元に、日本での活動に役立つ学びも得た。これらの調査結果を基に、ファイナンシャル・インクルージョンが広まり、政策につなげていくことがねらいだ。
(画像はプレスリリースより)
メットライフ生命保険株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
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