太陽光発電設備設置や照明のLED化など
北海道の胆振総合振興局は、「新エネルギー等率先導入推進事業による昭和新山公衆トイレ太陽光発電等導入事業」として、支笏洞爺国立公園内の道有施設である昭和新山公衆トイレに対して、太陽光発電設備等の改修工事を行うとともに、省エネ推進モデルの普及啓発も行う事業者を公募している。
業務内容は、昭和新山公衆トイレの利用頻度等を勘案し、通年利用を可能とするため、効果的な新エネルギーの導入・省エネルギー化等の改善案を策定し、その設計と施工を実施すること。
具体的には、まず、新エネルギーの導入では、太陽光発電設備としてパナソニック株式会社製太陽電池モジュール、蓄電設備として同社のパワーステーションの設置工事を行う。また、併せて暖房設備とペレットストーブも設置する。
さらに、省エネルギーのための改修では、照明のLED化、便器の節水改修、建具断熱改修、屋根断熱改修、外構工事などを行うこととなっている。
省エネや環境配慮についての関心を喚起
もう1つの業務として、省エネ推進モデルの普及啓発がある。
まずは、公園利用者へ新エネルギー・省エネルギー導入への関心・理解を促進するための表示装置(液晶ディスプレイパネル)、地域における環境配慮への取り組みについての表示装置や説明パネルなどを設置し、新エネ・省エネ導入の見える化を図っていく。また、表示内容については、近年増加している外国人利用者に対しても理解が得られるよう、多言語化を図るものとする。
そして、普及啓発活動として、新エネ・省エネや環境に配慮した設備への関心を喚起するとともに、他の施設が導入する際の契機となるよう、新エネ・省エネ導入のノウハウに関する内覧会(セミナー)や地域住民への説明会などを実施することも求められている。
北海道胆振総合振興局
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