『健康寿命』を延ばすためのリフォームを展開
積水化学工業株式会社の住宅カンパニーは、2016年6月よりセントラルスポーツ株式会社と協業し“『健康寿命』を延ばすためのリフォーム”を展開していくと発表した。
医療や介護費用の抑制のため『健康寿命』と「平均寿命」の差を縮小へ
厚生労働省が発表する「平成25年簡易生命表」によれば、日本人の『健康寿命』は、男性が平均寿命80.21歳に対し「71.19歳」、女性は平均寿命86.61歳に対して「74.21歳」とされており、「平均寿命」と『健康寿命』に大きな差が見て取れる。
『健康寿命』とは介護など人の世話にならず、日常生活を健康な状態で送れる寿命のことで、この『健康寿命』と「平均寿命」の差を少なくできれば、医療や介護などに掛かる費用を抑えることができる。
同社でも、サービス付き高齢者向け住宅や介護サービス運営など、高齢期の住居と生活を提案する事業を展開しており、その取り組みと今回のセントラルスポーツが提唱する『0歳から一生涯の健康づくりに貢献する』という理念に基づくノウハウを、同社のリフォームにおいて活用していくことになる。
その一環として、「立ち座り」「歩く」といった日常的な動作を維持できる運動プログラムと、それを実践できる住空間を提案していく。
60歳代の顧客をターゲットとして展開
具体例では、屋内でも気軽に運動ができるスペースとして、2畳タイプの『うちジム』と、2坪タイプの『うちジムキューブ』を提案。
身体づくりを主目的としたマシンや様々な用具、エクササイズ・フラダンスやストレッチなどの癒やしを目的としたプログラム、またはそれにボルダリングができる壁などを設置した空間を用意する。
また戸建て住宅向けで、庭などのスペースを活用しバランス感覚や脚筋力を向上させ、それら機能を高めて転倒の予防につなげるなど、様々な工夫を凝らした『そとジム』の提案。その他運動習慣を継続させるためのフォローアップ策の提供までを行う。
これらの提案は、60歳代の顧客をターゲットとして展開予定で、運動習慣を日常生活に取り入れ、一生涯身体を思いのままに動かせる『健康寿命』を全うするための取り組みとして、リフォームによるハードと運動プログラムなどのソフトが一体となり、『健康寿命の延伸』に貢献することを目的としている。
(画像はプレスリリースより)
積水化学工業株式会社 ニュースリリース
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20160602.html積水化学工業株式会社
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