認知症介護に役立つユマニチュードの実証実験参加者募集
平成28年10月24日、認知機能の下がった者に対する介護において役立つ、ユマニチュードに関する実証実験を行うとジネスト・マレスコッティ研究所日本支部が、発表しました。
なお、これにあたり同年11月から参加者を募集します。
ユマニチュードの実施におけるその効果についての立証研究
加齢や認知症等を理由に認知機能が低下すると、その進行に伴い日常的なサポートが必要となります。ですが、認知機能の低下している本人にとってはいわゆる病識がない場合が多く、これが介護拒否等を引き起こす要因ともなります。
こうしたことから、認知症事例における介護では本人の自尊心を保ちつつ行われる必要があるのです。
一方ユマニチュードは、特有の接し方等によりケアを受ける者によりそれを受け入れやすくさせる、感情や知覚また言語での包括的なケア技法です。
今回の実証研究では、こういった特徴を有するユマニチュードについて学びそれを、ガイドブックを参照にしつつ参加者に実施して貰うことで、その効果について検証していきます。
研究の実施方法について
今回行われる研究は、同年12月5日から12月8日の間に開かれる講習会のいずれかに参加後、毎週配送される「今週のポイント」を参考に自宅でそれらを実行して貰うことで行われます。
その上で、講習会の前後に行われるアンケートに回答して貰うことで、ユマニチュードの効果について検証していくのです。
ユマニチュード実証研究[福岡市 後援]
http://igmj.org/activities/studyfukuoka