パッケージ・分譲型 小形風力発電所 「ウィンド・サイト」
株式会社フジテックスは10月24日、パッケージ・分譲型小形風力発電所「ウィンド・サイト」の本格的な提供を、11月1日から開始すると発表した。
20kW未満の小形風車で発電した電力は、固定価格買取制度によって1kWhあたり55円で電力会社が買い取ることになっている。固定価格買取制度の中で最も買取単価が高いため、注目を集めているものの前例が少なく導入が進んでいなかった。
小形風車は、発電した電力を販売して、その売上金で風車の建設費用を回収・利益をあげるビジネスモデルが一般的で、発電量は、風力に比例して大きくなるため、採算がとれるかどうかは風の強さが大きな影響を与えることとなる。
第1弾として福島県の7地点での販売を開始
このため、建設前には過去の風の強さを調査し、風速を予測し、発電量のシミュレーションをすることが欠かせない。また、各自治体によって異なる景観条例の確認や、地盤の調査、風向分布の確認など様々な手続きが必要となる。
同社は、風況調査など様々な調査を行った状態の小形風力発電所をパッケージ化して販売する。小形風力発電用の保険などについても情報提供をし、小形風力発電所の建設を検討している人の調査にかかる負担を軽減、短時間で売電事業への投資判断をできるようにするとのこと。
この第1弾として、福島県の7地点についての販売を開始するもので、この価格は、3510万円~3990万円とのこと。なおこれには、土地やその造成、小形風力発電機、設置工事費用を含んでいて、この想定表面利回りは7.5%~13.1%を見込んでいる。
株式会社フジテックス プレスリリース
http://www.fjtex.co.jp/news-releases/press/