3社による合弁会社にて発電所を運営
関西電力は10月14日、米国ニューヨーク州にてエナジー・キャピタル・パートナーズが保有する天然ガス火力発電所「エンパイア発電所」の運営を行うことを目的として、伊藤忠商事株式会社の米国子会社「ティア・エナジー社」、東京ガス株式会社の子会社「東京ガスアメリカ社」と、関西電力の米国子会社「ケーピック・ユーエスエー社」の3社による合弁会社「ティーティーケー・パワー社」を通じて、発電所の権益25%を取得すると発表した。
北米では電力の需要が増加傾向であることから、環境負荷が小さい天然ガス火力電源などが向上すると予測されている。今回3社で新たに合弁会社を設立することによって、エナジー・キャピタル・パートナーズとエンパイア発電所で、権益100%を取得する売買契約を締結した。
天然ガス火力発電所「エンパイア発電所」
この発電所はニューヨーク州レンセラー市にある合計出力63.5万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式であり、安定した操業を持続している。
関西電力ではこの事業への参画を通じて、伊藤忠商事と東京ガスとの連携をさらに深めていき、これまでに培ってきた技術力やノウハウを活用しながら積極的に取り組んでいく。
投資地域についても、同件を足掛かりとして、これまで中心であった東南アジアに加え、北米を含む新地域へ拡大し、国内トップクラスの海外IPP事業者を目指す。
また今後は信頼関係のもとに燃料調達や、発電所の運営・保守、電源開発、海外事業への共同参画等の様々な分野において戦略的連携を実施していく。
関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1014_1j.html