インド第3位の新聞社より輪転機2セット受注
三菱重工印刷紙工機械株式会社は10月17日、インドの大手新聞社マラヤラ・マノラマ社(The Malayala Manorama Company Limited)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT-SA(ダイヤモンドスピリット-エスエー)」を2セット受注した、と発表した。
マラヤラ・マノラマ社へは、2013年から、DIAMONDSPIRIT-SAの初号機を含めた累計5セットを受注済み。今回新たに受注した2セットは、2017年末から2018年初めに順次納入予定。
マラヤラ・マノラマ社は1888年創業で、インド南部のケララ州内に11ヵ所の印刷工場を保有。現地語(マラヤラム語)新聞を約240万部発行し、インド国内第3位の発行部数を誇る。
低コスト化・省エネ化した新聞用オフセット輪転機
DIAMONDSPIRIT-SAは、2003年に発売した「DIAMONDSPIRIT」で採用されたマシンのコンパクト化・軽量化、高速・高品質印刷、運用コストの大幅低減、などの優れた技術をさらに低コスト化・省エネ化した、アジアの新興国市場向け戦略製品。
日本国内で販売するDIAMONDSPIRITは、ブランケット胴が2ページ周長に印刷イメージを直接転写する方法に対して、DIAMONDSPIRIT-SAでは半分の1ページ周長にし、印刷ユニットの高さを約20%低減、重量を約30%軽減した。その結果、工場建屋費用を抑制し、電力消費量の約20%低減を実現。
新興国市場への切り札として展開
アジアを中心とした経済発展を続ける新興国市場では、新聞社を含めたメディア産業界も成長している。三菱重工印刷紙工機械は、今後DIAMONDSPIRIT-SAを新興国市場ニーズに対応した新聞用オフセット輪転機の切り札として展開していく予定。
(画像はプレスリリースより)
三菱重工印刷紙工機械株式会社のニュースリリース
http://www.mhi-ppm.com/news/161017/161017.htm