スマートフォンやタブレット端末などの普及にともない、通院せずに医師の診察や健康相談などが受けられる遠隔診療が身近なものとなってきました。
血圧や血糖値などのデータを医師や医療機関と共有できる
株式会社オプティムとMRT株式会社は14日、両社が提供している遠隔診療サービス「ポケットドクター」に新機能を追加し、新しいサービスの提供を始めると発表しました。
「ポケットドクター」は、スマートフォンやタブレット端末を利用して、遠隔診療や健康相談が受けられるサービスです。今回、新たに追加された機能は、このサービスを利用している人のバイタルデータを医師や医療機関と共有できるというものです。
共有できるバイタルデータは、「血圧」・「血糖値」・「体重」・「体温」・「心拍数」・「歩数」・「酸素飽和度」の7種類となっており、このうち利用者が共有したいデータだけを選んで共有できるようになっています。
体調や症状の変化が素早く把握でき健康管理にも役立つ
これらのバイタルデータが医師や医療機関と共有できるようになると、遠隔診療のさいにビデオ通話で医師や医療関係者と顔を見ながら、血圧や血糖値などについてより具体的に話をすることが可能になります。
医師や医療機関側でも利用者の体調や症状を迅速に把握しやすくなりますし、また蓄積されたバイタルデータをグラフ化することで、健康状態の推移が一目でわかるところも便利でしょう。
特に糖尿病など慢性疾患を患っている人は、忙しくてなかなか通院の時間が確保できない場合や、あるいは文字通り遠隔地で通院そのものが困難な場合など、ぜひこのようなサービスを上手に活用したいものです。
(画像はプレスリリースより)
株式会社オプティム・MRT株式会社プレスリリース
http://www.optim.co.jp/news-detail/20616