医療関係者/医学・看護学生向けに、3コース
国立感染症研究所は、8月3日(月)~8月7日(金)の期間において、医師/看護師/歯科医師/薬剤師/臨床検査技師などの医療関係者および、医学/歯学/薬学/看護/医療福祉/医療技術を学ぶ学生を対象として、「第37回ハンセン病医学夏期大学講座」を開催する。
同講座には、総合コース(15名程度)、看護・福祉コース(12名程度)、国際医療コース(20名程度)の3コースがあり、受講料は無料(宿泊施設の利用を希望の場合は、寝具代1,000円を負担)、申し込みの締め切りは6月19日(金)となっている。
早期発見・早期治療の重要性、現在も変らず
国立感染症研究所ハンセン病研究センター長の石井則久氏は、同講座の案内文の中で、「(らい菌による慢性感染症である)ハンセン病は早期発見、早期治療が行われると、後遺症を残さずに治癒する疾患」であるとしている。
ハンセン病の診療は、過去には、国立及び私立のハンセン病療養所で実施されていたが、現在は一般医療機関においても実施されていることから、石井氏は「ハンセン病の基礎医学や診断・治療など臨床医学の充実は、以前にも増して求められている」と述べている。
プログラム内容
各コースの主な内容は、下記の通りとなっている。
総合コース(15名程度)
ハンセン病・国際協力の講義、基礎医学講義・実習、外来診療見学、多磨全生園入所者との交流会、多磨全生園見学、ハンセン病資料館見学
看護・福祉コース(12名程度)
ハンセン病・国際協力の講義、不自由者棟・病棟での実習、多磨全生園入所者との交流会、多磨全生園見学、ハンセン病資料館見学
国際医療コース(20名程度)
ハンセン病・国際協力の講義、多磨全生園入所者との交流会、多磨全生園見学、ハンセン病資料館見学
※国際医療コースは、8月3日(月)~8月5日(水)の3日間
(画像はプレスリリースより)

国立感染症研究所 公開講座のお知らせ
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