京大院、大商が成功事例を分析
京都大学経営管理大学院や
大阪商工会議所は、関西の老舗企業が持つ伝統の経営ノウハウや成功事例を集めて分析し、体系づけることを目的にした産学連携事業を始めた。
対象は小売業やサービス業で、ほかの企業への幅広い応用策を探る。老舗企業のノウハウを科学的に分析・体系化するのは、全国でも初めてだという。
京都の老舗を研究、経営モデルを検討する
事業は2010年度末まで。京都で創業から数世紀たった茶販売店や和装品店など約10社を研究する。企業の永続に必要なノウハウ、地域特性の強さ、経営者の特性などの要素を明らかにする。さらに大阪など他地域の企業に導入できるかどうかを検討し、商店街や百貨店で実際にモデルとして適用するまでを手がける。
約1200店舗が加盟して情報化に取り組む合同会社
きょうと情報カードシステム、起業家育成のNPO法人
アントレプレナーシップ開発センターを加えた4者でつくる共同研究体で進める。