2015年の超高層マンション市場は好調
株式会社不動産研究所は2015年の超高層マンション市場の動向を発表した。2015年以降に建設・計画されている20階以上の超高層マンションの数が2014年に比べ約3万戸増加している。
超高層マンションは全国に約10万戸、うち約8割が首都圏、1割が近畿圏、残る1割がその他の地域となっている。2015年の超高層マンションの竣工予定数は2万戸以上となっている。
超高層マンションの人気が回復
1990年代には中古物件として値崩れが起きにくい、換金性に優れているという理由で超高層マンションは人気があり、建設・計画数も増加していた。
しかし2007年以降の価格高騰し、さらにリーマンショックで経済情勢が大きく変わり、2014年の東日本大震災の影響でマンションの竣工数は減少、超高層マンションも同様に竣工数は1万戸台前半まで減少していた。
しかし2012年には建設・計画数は上昇に転じ、さらに2013年にはアベノミクスが始まり湾岸部を中心に大規模のマンション竣工数が増加。今年は6年ぶりに2万戸を上回る可能性が高まっている。
2017年までは好調の見込み
2020年に開催される東京オリンピックの影響などにより、東京都都心部と湾岸エリアの高層マンション市場は好調。これに支えられ大規模開発や複合再開発も計画されている。
今後2017年までは2万戸前後の竣工が見込まれている。高層マンション市場の好調は、退職金の不動産投資を悩む人たちの背を押す形となっている。
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株式会社不動産研究所プレスリリース
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