全員が軽症
奈良県は、奈良県内の特別養護老人ホームで、感染性胃腸炎の集団感染があったことを、平成27年2月18日に発表した。
集団感染が起こったのは、北葛城郡の特別養護老人ホーム「郁徳苑」。入所者40名と職員17名、合計57名が感染していた。
面会制限も実施
同施設は、入所者数153名、職員数78名。66歳から98歳までの入所者40名と、職員17名が感染した。
奈良県によると、2月12日に、職員と入所者の6名に下痢、嘔吐の症状があり、2月13日に、検便を実施。5名からノロウイルスが検出された。同日から、同施設では面会制限も行った。
中和保健所より、手洗いや消毒などの指導と、感染拡大防止対策の現地指導が行われるなどした。2月18日時点において全員が軽症で、快方に向かっているとしている。
平成26年9月1日からの今シーズン、奈良市を含めた奈良県内での感染性胃腸炎の集団感染は、15施設で発生、感染者数は411名に上る。
奈良県は、感染性胃腸炎の疑いのある人の嘔吐物を処理する際には、塩素系消毒液を使用し、十分な換気を行い、マスクを着用するよう呼びかけている。
(画像はホームページより)
感染性胃腸炎の集団感染について(奈良県)
http://www.pref.nara.jp/secure/