ポルシェ918スパイダーの高性能eAxleの開発で
イギリスの工業製品メーカーGNKの一部門であるGKNドライブラインは、2月11日、先進的プラグインハイブリッドスーパーカーであるポルシェ918スパイダーのための高性能eAxleの開発で、「テクノロジーパートナー」のステータスを授与されたとニュースリリースで発表した。
同社のeAxleモジュールは、フル電動モードと四輪駆動をサポートしつつ、ブースト機能を提供する。
ポルシェのパワートレインマネージャーのクリスチャン・ハウクは次の様に語っている。
ニュルブルクリンクのラップタイム記録の更新と100km当たり3リッターの燃費向上を可能にするスーパースポーツカーに対する我々のビジョンの実現は、弊社のエンジニアとサプライヤーに巨大な要求をつきつけた。
開発プログラムにおけるGKNドライブラインの役割とその革新的なeAxleモジュールは、同社にポルシェテクノロジーパートナーのステータスを授与することに値する。(ニュースリリースより引用)
eAxleはハイブリッド化された4.6リッターV8を補完
918スパイダーのハイブリッド化された4.6リッターV8を補完するeAxleは、同社の革新的なeAxleドライブの進化形だ。このモジュールは、95kWの最大電力を有し、かつ、固定ギア比を介して前輪に1500Nmのトルクを供給することが可能。
特別に開発されたコンパクトなディファレンシャルは、常時918スパイダーに最適なパワー分布を与えつつ、シームレスにトルクを伝達。ディファレンシャルはまた、抗力損失を最小限に抑え効率を最大化するため、このモジュールとは切り離される。
265km/h (164mph)以上の速度では、クラッチはオーバースピンを防ぐために電気モーターを分離する。
GNKニュースリリース
http://www.gkn.com