【フィリピン】女性企業幹部の割合は世界4位

国際労働機関（International Labour Organization：ILO）の報告によると、フィリピンの民間企業で働く女性幹部の割合は2012年時点で47.6％。世界で4位という高さである。

これはILOが発表した「勢いづくビジネスと管理職における女性（Women in Business and Management: Gaining Momentum)」という報告書に記されており、126カ国・地域の中で4位であった。

ILOは2004年から2012年の各国・地域のデータによりランク付けしている。

調査の対象となったASEAN諸国の中では、シンガポールの31.4％　53位（08年時点）がフィリピンに続くが、大きな差があることが見て取れる。

続いてタイの28.2％　64位（12年時点）、ベトナムの23.0％　76位（09年時点）、マレーシアの21.5％　79位（12年時点）、インドネシアの21.2％　81位（10年時点）、カンボジアの18.0％　84位（10年時点）となっており、フィリピンの女性幹部が圧倒的に多いことが分かるだろう。

126カ国・地域全体の1位は59ジャマイカの59.3％（08年時点）。2位がコロンビア、3位がサンタルシアとなっている。

また、割合が最も低かったのはパキスタンの3.0％（08年時点）であった。

日本はというと、11.1％で96位（12年時点）。100人の幹部のうち11人が女性ということになる。他国に比べると決して高くはない数字。日本での女性の社会的地位はまだまだ低いようである。

（画像は国際労働機関：ILOより）




国際労働機関（ILO）
http://www.ilo.org/global/

フィリピン 女性企業幹部の割合、比は世界4位＝ILO
http://jinjibu.jp/news/detl/8690/