県内唯一の公立精神科単科病院
山形県立鶴岡病院が新病院「山形県立こころの医療センター」を3月9日(月)開院する。建物の老朽化が進み、機能面においても民間病院では対応困難な児童・思春期の心の病気・ストレスによるうつ病等、変化している精神科医療の多様なニーズに応えるには不十分となっていた。
わかりやすく機能的な空間構成
移転先は鶴岡市茅原字草見鶴(そうみつる)。病床数は213床。3階建ての1階には外来診療・リハビリデイケアの他、子ども・ストレス病棟を設置。子どもユニット(15床)とストレスユニット(33床)があり、子どもユニットは児童・思春期対象(15歳以下)専用で院内学級を併設する予定。ストレスユニットは成人の、主にうつ病患者が対象とされている。
2階は急性期終了後の、症状が安定した患者の作業療法や退院プログラム等の治療を行う社会復帰病棟(50床)と、重症の患者を集中的に治療するため医師等を手厚く配置するスーパー救急病棟を設置。
3階は長期の治療が必要な患者のための慢性期病棟と、心神喪失の状態で罪を問うことができない患者の治療を行う医療観察法病棟となっている。
式典と内覧会開催
開院に先立ち、3月1日(日)に開院式典と一般向け内覧会が行われる。式典は午前10時30分、内覧会は午後1時30分から。また移転に伴い3月7日午前8時30分から9日午前8時30分まで救急患者も含め全ての診療を休診する。
(画像は山形県立鶴岡病院ホームページより)
山形県立鶴岡病院ホームページ 新病院の案内
http://www.tsuruoka-hosp.jp/newhosp/