8,500万ドルの投資で400人を新規に採用
デンソーは、米国テネシー州アセンズ市にある生産拠点 デンソー・マニュファクチュアリング・アセンズ・テネシー社(以下、DMAT社)を拡張し、2016年7月から生産を開始する予定である。
拡張される面積は224,000平方フィートで、ガソリン直噴用製品を生産する。この工場拡張による投資額は約8,500万ドル(約102億円)で今後3年間の期間で新たに400人を雇用する予定である。
今回の工場拡張は、この18カ月の期間で3度目となる大型投資であり、これまでの投資額の合計は1.9億ドルとなり累計で700人の新規雇用を創出することになる。
インジェクター部品の需要増により好ましい波及効果
DMAT社はデンソー・インターナショナル・アメリカ社の100%子会社として2003年に資本金1億ドルで設立された。現在の工場面積は559,200平方フィートで1,450名の従業員がインジェクター(直噴含む)、排気センサー、スティックコイル、スパークプラグ、モノリスなどの自動車部品の生産を行っている。
今回の工場拡張は、北米市場における燃費と排ガス規制に対応するため自動車各メーカーからガソリン用直噴インジェクターの需要が増えていることに対応するものである。
また、現地生産されるガソリン用インジェクターが増加することにともない、新規の雇用創出、新たな生産ラインの増設、部品調達増加にともなう供給パートナー会社との取り引き拡大などの波及効果を生むことにつながっている。
(画像はニュースリリースより)
デンソー ニュースリリース
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