介護を確実に 効率よくサポート
コニカミノルタ株式会社は10月7日より東京ビッグサイトで開催されている「国際福祉機器展H.C.R.2015」において、入居者の行動を検知し、介護スタッフにスマートフォンで知らせる「ケアサポートソリューション」を発表した。
これまでは介護スタッフの手元でコールが鳴ったら、状況確認のために必ず駆けつける必要があった。「ケアサポートソリューション」ではコール発生時にスマートフォンの画面で入居者の映像を確認できるので、駆けつけの必要性を確認できる。
そのため何人かのコールが同時に重なっても、緊急度の高い方から駆けつけるなど、介護スタッフが判断できる。
また、ほかのスタッフが対応中や対応済みなどの情報も表示されるので重複を防ぐことができる。
アプリを追加して情報を共有できる
アプリの追加でケア記録の入力や情報共有の機能を付加できるので、記録作成などのデスクワークを含む業務の効率化が図れる。
さらにスタッフ間で共有化して、伝達遅れや連絡ミスが防げる。しかもその場で確実に入力できるので転記ミスや無駄を省ける。
「ケアサポートソリューション」の高い検知機能は近赤外線を利用した「動体検知センサー」とマイクロ波を利用した「微体動検知センサー」の開発による。これにより、転倒や転落なども検知する。
センサーは天井に設置するので入居者が気にすることもなく、時間に関係なく部屋全体を見渡せる。従来のセンサーマット方式より誤報と失報を極力低減しているが、呼吸による微体動も検知するので夜間就寝時の異常にも対応できる。
映像での確認機能
即時に現場を確認できるので、適切なケアや事故防止が可能となる。しかも、プライバシーにも配慮して、コール発生時のみ映像確認ができるようになっている。
コニカミノルタは、近年の要介護者の増加と介護スタッフ不足を、介護現場の徹底的なワークフロー観察から、技術的に解決することで、より良い介護の実現を支援している。
(画像はプレスリリースより)
コニカミノルタ株式会社
http://www.konicaminolta.jp/about/release/2015/1007_01_01.htmlコニカミノルタ株式会社 プレスリリース/日経プレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=397733&lindID=1