JCM 構築、日・ミャンマー間で合意
9月16日、ミャンマー連邦共和国において、日・ミャンマー2国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)構築に合意し、制度運用に係る2国間文書に署名が行われた。
今後は2国間で合同委員会を設置し、制度の運用を開始する予定。今後、JCMを通じて、優れた低炭素技術等を活用した温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、本制度の下で、日・ミャンマー間の環境・エネルギー協力をより一層強化していく。
2国間クレジット制度とは
途上国への温室効果ガス削減技術や、それに係る製品、システム、サービス、インフラ等の普及や対策を通じて、その国が実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本国の貢献を定量的に評価する。
それとともに、制度を構築した国の評価を日本における温室効果ガス削減目標の達成に活用するもので、ミャンマーとの構築は15 カ国目となる。
既に2国間クレジット制度が構築されているのは、モンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオス、インドネシア、コスタリカ、パラオ、カンボジア、メキシコ、サウジアラビア、チリの14カ国。
関心国との2国間クレジット制度の協議は、外務省、経済産業省、環境省の3省が進めている。
2国間文書の概要
・日・ミャンマー間の低炭素成長パートナーシップの推進のため、両国は二国間クレジット制度を創設し、本制度を運営するため、合同委員会を設置する。
・双方はJCM の下での排出削減及び吸収量を、国際的に表明したそれぞれの温室効果ガス緩和努力の一部として使用できることを相互に認める。
・本制度の透明性及び環境十全性を確保し、これを他の国際的な気候緩和制度の目的のために使用しない。(引用はプレスリリースより)
(画像はホームページより)
経済産業省のプレスリリース
http://www.meti.go.jp/press/新メカニズム情報プラットホーム
http://www.mmechanisms.org/initiatives/myanmar.html