利用者には、不便な保険契約申込みの仕組み
保険料の支払いといえば、契約者は契約時に、第1回の保険相当額を用意しなければならず、利用者の負担に繋がっていた。他にも保険の契約の際には、これまでの保険からの引き継ぎの問題など考慮するべきことが多くある。
そこで株式会社かんぽ生命保険が、利用者の利便性をアップさせるための2つの制度を取り入れることになったので注目だ。
株式会社かんぽ生命保険の新サービス
株式会社かんぽ生命保険は、2015年10月2日から「初回保険料後払制度」、「責任開始日指定特則」の取扱いを開始することを発表した。2つの新しい仕組みが生まれることで、利用者の利便性アップが期待される。
「初回保険料後払制度」とは?
初回保険料後払制度は、申し込みと告知さえ揃えば、保障が開始される仕組みになっている。従来のやり方では、契約申込み時に、第1回保険料相当額を現金で用意する必要があり、利用者の負担になっていた。
今回の「初回保険料後払制度」の導入により、口座振替による払い込みが可能になった。これにより第1回保険料の支払い手続きは現金不要になり、利用者にとっては嬉しいサービスだ。
「責任開始日指定特則」とは?
保険契約時に、頭を悩ませるのが、既存の契約している保険との重複だ。契約開始日をうまく設定しないと、2重に保険料を払うことになってしまう。
そこで今回株式会社かんぽ生命保険が始める「責任開始日指定特則」とは、保険契約者が申し込みにおいて、保障開始日を指定することができる仕組みだ。保障開始日を指定することで、利用者が既に加入している保険契約と重複することなく保障を開始することが可能になる。
利用者にとっては満期保険金の請求及び、新しい保険契約の申し込み手続きが1回で済むため利便性が上がる。
「初回保険料後払制度」、「責任開始日指定特則」という2つの制度が始まり、利便性が増した株式会社かんぽ生命保険のサービスに注目が集まる。
(画像はイメージです)
株式会社かんぽ生命保険のプレスリリース
http://www.jp-life.japanpost.jp