AIM2についての新しい発見
6月18日、アメリカのメンフィスにて、セント・ジュード小児研究病院の研究者達がAIM2(Absent in Melanoma 2)と呼ばれる免疫系たんぱく質が、腸内において、制御不能な腸細胞増殖を引き起こし、驚くことに腸内の微生物環境に良い影響を与えることが分かった。
それは、つまり腸内でガンに対し効力がある善玉菌の数が増えていたということだ。この発見は結腸ガンの予防、診断、また処方に対して重要な手段となる。
AIM2の可能性
AIM2の活動が減少しているガン患者は生存率が低いと言われている。大腸内視鏡検査によって取り除かれるポリープ内のAIM2の数量レベルを検出することが、診断の一つとなるバイオマーカーのために便利になるかもしれない。
AIM2の活動を活性化し、腸内微生物環境を良くすることが、ガン予備軍の患者達にとって、病気のリスクを回避することになる可能性がある。すでにガンを発病している患者には、インターフェロンのようなAIM2を活性化させる療法が適している。
AIM2の増殖と機能
ガン研究者の間ではAIM2の増殖はしばしば結腸ガン患者において見られると言われている。そして半分以上の小腸腫瘍にはAIM2の増殖が現れる。
しかしながら、一方でAIM2の周知されている機能はガン細胞の中では機能しないと言われている。むしろ、AIM2は免疫システム内において機能すると言われており、ウイルス等が侵入した際、体に警告を与える役割がある。
AIM2の効果
実験では、結腸ガンが進行するよう作用する化学製品が、ネズミ対象に使われた。化学薬品を注入されたネズミは、AIM2が劇的に減り、その結果は人間のガン患者と同じとなることが分かった。化学薬品を注入されたネズミは、明らかに普通のネズミより腫瘍が多く発生することも分かった。
この結果によると、AIM2の増殖は周知のウイルス侵入に対する警告機能以外に、腸内環境を整えガンの進行を抑える効果があることが明らかとなった。
(画像はニュースリリースより)

セント・ジュード小児研究病院 ニュースリリース
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