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2024年11月23日(土)
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筑波大、認知症早期発見の血液バイオマーカーの仕組みを発表

筑波大、認知症早期発見の血液バイオマーカーの仕組みを発表

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重要なのはタンパク質
2015年6月26日、筑波大学の内田和彦准教授らの研究グループは、血液検査でタンパク質を調べることにより、認知症が早期発見できるという研究結果を発表した。
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認知症の半数以上を占めるアルツハイマーは、脳内にアミロイドベータペプチドが長年蓄積することが発症理由のひとつとされている。

今回の発表によれば、アミロイドベータペプチドを排除したり、毒性防御を行ったりする3種類のタンパク質「シークエスタータンパク質」の、血液中での変化を血液検査で調べることによって、認知症の症状がでていない「プレクニカル期」で80%の精度で認知症と識別できるようになったという。

この研究は2001年からの長期的なコホート研究により、継続検査を行った結果がもとになっているとのことだ。

認知症は早期発見早期治療が重要な病気であるため、血液マーカーの精度をあげていき、発症前に治療できれば認知症の発症予防や進行を遅らせることにも繋がる可能性がある。そのための根拠を、長期的なコホート研究が今後も必要だとしている。

認知症予防・治療はまったなしの状態に
厚労省の発表によれば、平成24年度の認知症高齢者の数は462万人、予備軍においても400万人存在するという。そして、その7割がアルツハイマー病であった。

認知症への社会コストは14.5兆円ともいわれており、認知症患者増加ストップは、早急な対策が必要であることは間違いないだろう。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

アミロイドベータペプチドの排除や毒性防御に働くタンパク質が高齢者の認知機能低下の血液バイオマーカーになる
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201506261600.html

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