世界最大級、三菱電機が大容量蓄電池システム設置工事を受注

三菱電機株式会社は6月22日、九州電力株式会社の「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」において、大容量蓄電池システム設置工事を受注したと発表した。

同事業は、一般社団法人　新エネルギー導入促進協議会が公募した「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金（大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業）」において、九州電力株式会社が採択されたものである。

同社は2015年度中に、九州電力株式会社豊前発電所構内において、世界最大級となる出力5万kW、定格容量30kW時程度の蓄電池システムを設置する。

太陽光発電設備を中心に再生可能エネルギーの普及が急速に進んでいるが、電力系統に大量の再生可能エネルギーが接続されると、使用する電力が特に少ない時期には余剰電力が発生し、需給バランスの維持が難しくなる。

同システムは揚水発電設備と同等の電力貯蔵機能を持つ設備として、特に太陽光発電設備で発生する余剰電力を吸収し、需給バランスを改善することが可能になる。

また、運転状況を適切に把握して多数の蓄電池をユニットごとに制御することができ、効率的に全体を制御することで、蓄電池システムの運転効率を向上させる。

（画像はプレスリリースより）




三菱電機株式会社　ニュースリリース
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