積替中継施設を新設
オリックス資源循環株式会社は12月28日、東京都立川市に廃棄物の積替中継施設を新設し、市内から発生する一般廃棄物の処理サービスを開始したと発表した。
立川市は清掃工場の老朽化や移転問題を抱えていることから、2015年6月に「立川市一般廃棄物処理基本計画」を改定。市民だけでなく事業者や行政も協力してごみの減量・資源化に取り組んでいる。
完全な再資源化が可能
業界では最先端である熱分解ガス化改質方式を採用しているため、廃棄物を約2,000度で溶融、完全に再資源化できるということが特長だ。
再資源化物質としてはスラグやメタルなどがあるのだが、それ以外にも精製合成ガスを敷地内の発電施設において燃料として利用している。
処理能力については、民間施設としては国内最大級となる日量450トンだ。工場や事業所から排出されてくる産業廃棄物はもちろんのこと、埼玉県内や近隣の市町村からの家庭ごみなども受け入れている。
今回の事業では、オリックス資源循環が立川市内で商業施設などを運営している事業者から、事業系一般廃棄物の処理を受託することになった。
今後は立川市より許可を受けている一般廃棄物収集運搬会社と連携し、廃棄物を回収。中継施設にて大型トラックに積み替えてから施設へ運搬することによって、コストを抑えた廃棄物の受け入れを可能にした。
なおオリックス資源循環は現在、埼玉県寄居町にて廃棄物高度処理施設(ゼロエミッション施設)をPFI事業として運営している。
(画像はプレスリリースより)
オリックス資源循環株式会社
http://www.orix.co.jp/resource/news/pdf/