地元企業の株式を取得
大手自動車タイヤのサプライヤーであるブリヂストンは、スロバキアの大手タイヤ関連企業A.R.S.の株式を過半数取得したと発表した。
A.R.S.は1992年に設立されバンスカー・ビストリツァに本拠地をおく企業であり、主にフリート向け車両用のタイヤ事業で成長してきた。
同社はスロバキア国内に1ヵ所のリトレッド工場と8ヵ所のサービス工場を保有しており、今後はブリヂストン傘下で事業を行うことになる。
商用車向け事業を強化
ブリヂストン・イーストヨーロッパの商用車事業のディレクターであるAntonio Iannetta氏は次のように述べている。
「ブリヂストンとA.R.S.には、消費者向けおよび商用車タイヤ市場において共通の歴史認識がある。われわれの経験とユーザーおよび従業員に対するコミットメントにより、必ず強力な組織となることを信じている。」(プレスリリースより引用)
A.R.S.は同時にブリヂストンのバンダグタイヤのリトレッドネットワークに入ることにより、フリート用タイヤの寿命を延ばし、ケーシングの管理におけるサービス品質を向上させていく戦略となっている。
ブリヂストンとA.R.S.の強みが合わさることで、スロバキアの商用車用タイヤ市場においてプレゼンスを高めていくものと思われる。
(画像はプレスリリースより)
ブリヂストン プレスリリース
http://www.bridgestone.eu