中国広核集団に2800億円で売却
マレーシアの政府系投資会社1MDBは負債を圧縮するため、電力資産を中国広核集団(CGN)とその子会社に売却すると発表した。
売却する資産はエドラ・グローバルエナジーとその子会社。
エドラ・グローバルエナジーの2015年3月31日時点の評価額は98億3000万リンギット(約2800億円)で、CGNは現金でこれを支払い、同社の総債務と現金を引き受ける。取引は2016年の2月完了予定。
エドラ・グローバルエナジーは今年6月に1MDBの金融アドバイザーであるメイバンクから買収の話を受けたと言う。
1MDB代表喜びを語る
1MDBの総裁兼グループ・エグゼクティブ・ディレクターのArul Kanda氏は
「私達はエドラの売却という重大ニュースをお伝えすることができて大変嬉しく思っている。売却先の選定条件として1MDBが以前から掲げていた「価値の最大化」、「受け入れ可能な通商条件」、「取引実行の確実性」に照らし合わせて判断すると、CGNグループはこの国際入札の明確な勝者だと言える。」(THE STRAITS TIMESより引用)
と述べた。
1MDBの債務は5年程度で約420億リンギットまで増加したため、議会で批判を受けており、今年2月に資産の圧縮計画を公表していた。
(画像は1MDBホームページより)
1MDBプレスリリース
http://www.1mdb.com.my/press-release/THE STRAITS TIMES
http://www.straitstimes.com