西濃環境保全センターの「流動床炉基幹的設備改良工事」
荏原環境プラント株式会社は、西濃環境整備組合が発注する西濃環境保全センター 流動床炉基幹的設備の改良工事を受注。
ごみ処理設備の更新と延命化を目的に、受け入れおよび供給設備、燃焼設備、燃焼ガス冷却設備、計装設備等の機器の更新や改良を行う。
完成予定は、2018年3月16日で、受注金額は20億5,340万円(税抜き)。
老朽化が省エネ化のチャンス
現在、国内の都市ごみ焼却施設の半数以上が、稼動開始から15年以上経過。老朽化が進む施設の機能回復と延命化をはかる工事のニーズが高まっている。
そのような状況で、今回受注した西濃環境保全センターは、平成13年に大改造を実施したが、14年を経て、施設の各設備や機器に経年劣化がみられる。そのため、設備の機能回復と省エネルギー化を進め、安心で効率的な処理体制の維持を目指す。
さらに、省エネ機器の導入や燃焼制御の改善により、二酸化炭素排出量が3パーセント以上削減できるという。
この工事は、環境省の循環型社会形成推進交付金事業である「廃棄物処理施設の基幹改良事業」に基づき実施する。
同社は、国内に300施設以上のごみ処理施設の工事実績を持つ。現在も国内トップクラスの約80施設で運転管理業務を受託している。
その経験と技術を生かし、今後も顧客に最適な基幹改良プランを提案し、安心で安全かつ、安定した廃棄物処理施設の実現に貢献していくという。
(画像はプレスリリースより)
荏原環境プラント プレスリリース
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