太陽光発電システムのコスト低減を目指した取り組み
NEDOは、「平成27年度NEDO新エネルギー成果報告会」において、「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」プロジェクトについての成果を発表する。
報告会では、結晶シリコン太陽電池、CIS系薄膜太陽電池、薄膜系シリコン太陽電池などについて、研究成果が報告される。
太陽光分野の他、バイオマス、風力発電、熱利用、海洋エネルギー、系統連系などについても発表が行われる。
多くの成果により「発電コスト2020年14円/kWh」の実現へ
プロジェクトでは2010年度から14年度まで、企業や大学などと連携し、太陽電池セルの構造最適化、太陽電池用部材、加工技術の開発などを行った。
現在の太陽光発電システムにおいては、発電コストが高いことが最大の問題とされている。これを解決するため、「発電コスト2020年14円/kWh」を目標値に取り組みを続けてきた。
取り組みによって、太陽電池の変換効率世界最高記録更新や、製造コストを低減する単結晶シリコン成長方法、シリコン基板の効率的加工技術など、コスト低減につながる多くの成果が得られている。これらの成果は、太陽光発電システムの発電コスト低減を実現するため、活用されていく。
報告会は10月28日から30日、パシフィコ横浜で開催。
(画像:NEDOウェブサイトより)
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