東京都は2011年4月以来の3,000円台回復
株式会社東京カンテイは三大都市圏・主要都市別の分譲マンション賃料月別推移を12月11日に公表した。公表されたデータは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプのみ。専有面積30m2未満の住戸、事務所、店舗は除く)の月別賃料データをm2単価に換算したもので、集計対象は首都圏・近畿圏・中部圏およびそれらの各主要都市となっている。
(画像はニュースリリースより)
公表されたデータによると、三大都市圏の11月分譲マンション賃料は首都圏が前月比0.8%増の2,552円/m2、近畿圏が前月比0.1%減の1,832円/m2、中部圏が前月比1.1%増の1,517円/m2となっている。
首都圏全体での上昇は3カ月振りで、都・県別に見てみると、神奈川・埼玉・千葉の3県は前月よりも下落し、東京のみが上昇している。東京都は前月比0.8%増の3,000円/m2、で、21カ月振りに3,000円台を回復した。なお、3つの都市圏すべてが前年同月よりも上昇する結果となった。
主要都市別分譲マンション賃料
主要都市別(東京23区、横浜市、さいたま市、千葉市、大阪市、神戸市、名古屋市)では、東京23区・大阪市、神戸市、名古屋市が前月よりも上昇し、横浜市・さいたま市・千葉市が前月よりも下落する結果となった。
(画像はニュースリリースより)
東京23区は12カ月連続で3,000万円台を維持しており、11月も前月比1.0%増の3,111円/m2で、直近のピーク値である6月の3,101円/m2を上回っている。
大阪市も上昇が続いており、12カ月連続で2,000万円台を維持している。なお、前年同月との比較では、横浜市のみが下落し、その他の主要都市では上昇する結果となった。

三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201311.pdf