タミフルの供給計画
中外製薬は、2013年-2014年シーズンにおいて合計800万人分の抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」を供給する計画をまとめました。2013年10月24日時点での供給計画は、タミフル(R)カプセル75を500万人分、タミフル(R)ドライシロップ3%を300万人分となっています。カプセルは大人(体重37.5kg以上)用、そしてドライシロップは幼少児用となっています。
タミフルはスイスのロシュ社から輸入し中外製薬が製造販売している薬です。効果としては、インフルエンザによる症状悪化を抑制すること、そして症状の継続期間を短縮する点をあげることができます。
タミフルの効果・タミフル供給の見通し
タミフルの主成分であるオセルタミビルは、インフルエンザウイルスが宿主である細胞から別の細胞へ感染が広げる場合に必要となるノイラミニダーゼと呼ばれる酵素を阻害する効用があります。これによってインフルエンザウイルスの増殖を阻害するのです。タミフルには医者の処方箋が必要であり、医師の問診を病院で受けのどの奥などの粘膜を綿棒で採取することでインフルエンザの型を判定します。
中外製薬では、今シーズンのインフルエンザウイルスの流行に備えてタミフルの万全な供給体制を整えるとともに、流行拡大の状況に応じて追加供給も検討しています。

中外製薬
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