急性肝炎の発症29例、うち死亡1例
健康食品オキシエリートプロ(OxyElite Pro)の接種により、非ウイルス性の急性肝炎を発症したことが疑われる報告が29例あり、米国食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration)は、10月8日、医療関係者と消費者に向けて、原因が明らかにされるまで使用を中止するよう呼びかけた。
報告されている29例は全て米国ハワイ州であり、うち2例は肝移植、1例は死亡に至った。米国疾病予防管理センター(CDC: The Centers for Disease Control and Prevention)は、他州の症例についても、同製品との関連を調べている。
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製品と急性肝炎との関連、調査が進行中
現在、ハワイ州保健局とCDCが、疫学的検討を進める一方で、FDAは、29例の病歴および家族歴、製品サンプルの組成、製造設備、製造および流通記録の確認を行っている。
製造元であるUSPlabs, LLC社(テキサス州ダラス)によると、オキシエリートプロ(OxyElite Pro)の偽造製品が流通しており、FDAは偽造製品の関わりについても調査している。
FDAは、調査が進行している間、同製品の使用を中止するよう呼びかけている。そして、製品の使用によると思われる身体の不調がある場合は、至急、医師の診察を受けることを求めている。 (本田 基)

FDA 安全性情報
http://www.fda.gov/