独自の変化球「ゾーゾーボール」
四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズは、ミャンマー代表のゾーゾー・ウー投手の入団を決定、記者会見を実施した。
ウー投手はヤンゴン市の出身。スライダーや独自の変化球「ゾーゾーボール」のコンビネーションで、打たせて取るタイプ。ミャンマーの代表選手として、東南アジア大会やアジアカップなどの国際大会の出場経験もある。身長173センチ、体重は65キロで左投げ左打ち。すでにチームに合流しているという。
ミャンマー選手で初めて外国球団に!
四国アイランドリーグの鍵山誠氏がミャンマーを訪れた際、ミャンマー代表チームの監督を務めている岩崎亨氏から紹介を受けて、入団が実現した。会見に同席した岩崎氏によると、ミャンマーの野球人口は50人ほどで、外国のリーグに所属するのは初めてのことという。
同球団の西田監督は「香川で野球をしっかり学び、ミャンマーに持ち帰ってもらいたい。野球を通じた国際交流にもなる」と話す。「(同球団には)ドラフト候補の選手もいる。まずは独立リーグのレベルを肌で感じて、しっかり学んでほしい」という。
目標は巨人の杉内選手
ウー投手は「一日でも早くみなさまの前で投げたい。野球をミャンマーではメジャースポーツにしたい」と覚えたての日本語で話した。目標は同じ左腕の杉内俊哉選手(巨人所属)という。
目下の課題は球速のアップ。現在は120キロ前後で投げる。岩崎氏によれば「練習熱心で、10本走れというと13本走る選手」。課題をクリアするのも時間の問題だろう。今後の活躍に期待したい。
香川オリーブガイナーズ 公式サイト
http://www.oliveguyners.jp