神奈川県の太陽光発電の取り組み
東日本大震災を契機に、各都道府県で太陽光発電をはじめとする、原発に頼らない、再生可能エネルギーによる発電計画が進められています。
他県に先駆けて、太陽光発電に力を入れていた神奈川県は、2013年6月21日、「屋根貸し」によって太陽光発電事業を普及させる為、株式会社レオパレス21と協定を結んだと発表しました。
(画像は、神奈川県HP内神奈川県記者発表資料より引用)
神奈川県は、すでに数々の太陽光発電の取り組みを行っています。県内にメガソーラーを誘致したり、県民に低予算で太陽光発電システムを導入してもらえるよう「かながわソーラーバンクシステム」なるものを運営したりしています。
「屋根貸し」の普及
神奈川県は、太陽光発電を普及させる取り組みの一環として、「屋根貸し」を広げようと努めています。施設の屋根に太陽光パネルを設置し、太陽光発電量を増やす計画です。神奈川県が所有する施設の屋根はもちろん、県内の工場、幼稚園などの屋根にも設置がはじまっています。
そんな中、神奈川県はこの「屋根貸し」を更に推し進めたいとし、民間会社である株式会社レオパレス21と連携し、民間の屋根にも太陽光パネルの設置を積極的に呼び掛けていくことにしました。
株式会社レオパレス21は、同社が管理する神奈川県内のアパート約2,900棟のうち700棟を目標に、「屋根借り」により太陽光発電設備を設置いたします。
このため、アパートオーナーを通じた設置物件の確保や新たな屋根借り事業モデルの構築に取り組みます。
県は、広く県民や事業者を対象に「屋根貸し」による太陽光発電事業の普及啓発を行うととともに、株式会社レオパレス21の取組が、県の「スマートエネルギー構想」に沿ったものであることを、ホームページ等で積極的に広報します。
(神奈川県HP内神奈川県記者発表資料より引用)
神奈川県知事の次の取り組み
神奈川県知事である黒岩祐治氏は、2011年の神奈川県知事選挙に立候補した時から、太陽光発電の普及を公約に掲げていました。知事に当選した後は、その強力な意思で、神奈川県を太陽光発電のトップランナーに押し上げました。
そして、知事は先月31日に、神奈川県のHPで次の再生可能エネルギーについて言及をしています。
◆次世代エネルギーの主役は水素だ
エネルギー革命の大きな流れの中で、新たな技術も急速に実用化が進んでいます。その次世代エネルギーとして、私が最も注目しているのが、水素エネルギーです。
水を電気分解すると水素と酸素が発生します。この逆に、水素と酸素を化学反応させると、水とエネルギーになる、これが水素エネルギーです。水をもとにしたエネルギーですから、究極のクリーンエネルギーということができるでしょう。
(神奈川県HP内「県のたより6月号」より引用)
知事の、神奈川県の次なる取り組みに、注目が集まります。
神奈川県HP内神奈川県記者発表資料
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p670503.html神奈川県HP内「県のたより6月号」
http://www.pref.kanagawa.jp/tayori/tayori/pg04.html