発病リスク
今月24日、デンマーク・オルフス大学の研究陣が
「妊娠中の癲癇(てんかん)薬の使用と、自閉症の発病リスクが関連している」と明らかにした。
より確かに
今回の研究結果は
「アメリカ医学協会ジャーナル」に掲載されたもので、
約70万名の子供たちを対象に行われた大規模研究である。その結果、妊娠中に
癲癇薬である
バルプロエート(valproate)を服用した女性達が、
自閉症疾患にかかった子供を出産するリスクが
3倍高いと分かったという。
研究に参与した子供の母親の内、
6600名以下の母親たちが
癲癇にかかっており、
508名の女性たちが妊娠中
バルプロエートを服用していた。結果、妊娠中
バルプロエートを服用した女性の子供の内、
2.5%が自閉症、
4.4%が自閉系疾患と診断を受けた。一般的な自閉症と自閉系疾患発病率である
0.5%より、
1.5%発病率が高いと判明した。
進歩
過去の研究結果でも、同様の薬物を服用した女性の子供たちは
知能が低く、
先天性奇形の発病率がより高いと確認されており、今回の研究結果で自閉症発病との関連性がより確かなものとなった。
研究チームは
「今回の結果だけで、バルプロエートが自閉症を誘発する原因であると立証はできない。しかし、大規模研究を通し、バルプロエートが自閉症と関連があるということを改めて確認できたことは、非常に意味がある。(メディカル・トゥデイより)」
と強調した。
妊娠中の癲癇薬服用、「自閉症」関連
http://www.mdtoday.co.kr/mdtoday/index.html?no=222