Meiji Seikaファルマによる適応追加承認申請
Meiji Seikaファルマは、光線力学的療法用剤「注射用レザフィリン(R)100mg」につき、新たに適応を追加するための承認申請を行ったことを2014年9月22日に発表しました。今回追加の対象となるのは放射線療法または化学放射線療法後の局所遺残再発食道がんです。また、同剤の一般名はタラポルフィンナトリウムとなります。
局所遺残再発食道がんとその治療の現状
局所遺残再発食道がんは、放射線療法や化学放射線療法を進行性の食道がんに対して行った後、がんが消失せず残った病変や、一度は病変が消失下にもかかわらず再発してしまった食道がんを指します。こうした食道がんに対して確立された標準治療法はありません。そのため安全で有効な新しい治療法が求められてきました。
今回の申請にあたっては、医師による主導のもと行われる複数の施設共同による医師主導治験の結果、レザフィリンの効果が認められました。レザフィリンはすでに本疾患を対象とした稀少疾病用医薬品の指定を受けています。またこの治療法に用いられる半導体レーザは、パナソニックヘルスケアが申請を行う予定です。

Meiji Seikaファルマ プレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/