サンダンス国際映画祭で観客賞を受けた注目作品
サンダンス国際映画祭で、ドキュメンタリー部門の観客賞を受けた「パーソナル・ソング」が、日本で、2014年12月6日(土)より随時公開予定だ。
この作品は、以前、IT業界で仕事をしていたソーシャル・ワーカーのダン・コーエンが試みた実話の話になっている。
ダンが、認知症患者に思い入れのある曲を聴かせることで、曲の記憶とともに昔の思い出がよみがえるのではないかと考え、認知症患者であるヘンリー(94)に音楽を聴かせた。
すると、ヘンリーは、自分の娘の名前すら忘れてしまっていたのに、音楽を聴いたことで、次々に昔の記憶を鮮明に取り戻した。このことをきっかけに、ソーシャル・ワーカーのダンは、音楽療法を3か所でスタートさせた。
この試みを、3年間に渡る取材を行い映画化したのが、監督のマイケル・ロサト=ベネットだ。
認知症に一番効果的な特効薬は?
この作品は、音楽を聴かせて、認知症患者の中に隠れた力を呼び起こすことで、大きな成果が出たことを記録している映画だ。
ここ数年、音楽が認知症に効果的であるということが報告されている。この映画では、実際に3年間に渡る取材により、音楽を聴くことで認知症患者が、驚くほどに覚醒することを記録したものである。
(画像は映画パーソナルソングホームページより)
映画パーソナルソング
http://personal-song.com/