イムノキャッチシリーズ新製品登場
栄研化学株式会社から平成26年12月1日、レジオネラ尿中抗原検査用キット「イムノキャッチ‐レジオネラ」が販売開始される。
イムノキャッチシリーズはイムノクロマト法を測定原理とした感染症項目の迅速検査製品だ。同社は「イムノキャッチ‐ノロ」を既に発売しており、同製品はイムノキャッチシリーズの新製品となる。
ワンステップで検出
同製品で必要な操作は、 付属のスポイトで尿を滴下するだけ。簡便なワンステップの操作をするだけで、反応時間15分でレジオネラ属菌の代表とされるレジオネラ・ニューモフィラ血清型 1LPS(リポポリサッカライド)抗原を高感度に検出することができる。また、判定像がクリアで視認性にも優れている。
レジオネラ症の早期診断のために
現在、肺炎は国内の死亡原因の第3位。肺炎の中でも特に、レジオネラ属菌によるレジオネラ肺炎は進行が早く致死率も高いため、迅速な菌の特定と適切な治療が必要だ。このため、「成人市中肺炎診療ガイドライン」(日本呼吸器学会)では、重症及び超重症患者の検査法としてレジオネラ尿中抗原検査が推奨されている。
レジオネラ症は感染の急性期から尿中抗原の検出が可能だ。感度が高く、特異度を有する同製品は、レジオネラ症の早期診断に非常に役立つと考えられる。
(画像はプレスリリースより)
栄研化学株式会社 プレスリリース
http://www.eiken.co.jp/news/pdf/20141125-1.pdf