極寒の地で雪に埋もれて2か月生存
北欧スウェーデンの警察は18日、北部ウメオ近郊で2か月間にわたり雪に埋もれた車の中にいた男性を救出した、と発表した。
2か月生きられたのは雪のおかげ
救出された男性はピーター・スカイルバーグさん45歳。ウメオ近郊の森の中で、雪に埋もれた車の中で寝ているところをスノーモービルで通りかかった人たちに発見された。
発見時、車は厚さ2フィートの雪に覆われていた。専門家は、水さえあれば、人は1か月の断食に耐えられるという。体脂肪があれば、もう少しもつだろう、とのこと。
救出されたピーターさんは、口もきけないほど衰弱していたが、その後の容態は安定している。
警察に対し、2か月間なにも食べていないが、雪を口に含んで水分は補給した、と語ったそうだ。
真冬のウメオでは最低気温が-30℃を下回る。ピーターさんが生存できたのは、車に積もった雪が雪室のように、一定の温度を保ったため、とみられる。
森の中にいたのは借金苦のせい?
ただ、ピーターさんがなぜ、人里離れた森の中に車を止めていたのかは不明だ。現地の新聞は、ピーターさんに160万クローナ(約2000万円)の借金があるとしており、支払いに苦しんでいた、と報じている。
◆Telegraph
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/world-news/miracle-swedish-man-trapped-in-frozen-car-for-two-months-16119885.html