米総合病院が医師1,900人を調査
医師は患者に対してしばしば嘘をつく。こんな調査結果を、米マサチューセッツ総合病院が発表した。
医師1,900人に対して行った調査で、「前年患者に嘘をついた」と答えた医師が、約1割にのぼったという。
医療過誤はもちろん、予後についても嘘をつく
医師が嘘をつくケースで、もっとも多く見られたのが、病気の予後について過度に楽観的な予測を与えるものだった。
また医療過誤については、多くの医師が情報を隠した、と回答。「患者に重大なミスについて知らせるべき」と考えている医師は全体の2/3にとどまった。
女医は信頼できる?
調査ではさらに、医師の性別や人種についても分析を行っている。
それによると、女性医師や白人以外の医師は、白人男性医師に比べ、嘘をつかず、規範を守る傾向にあるという。
白人男性によって支配されてきた職業についたことで、より厳密に行動規範を守るよう求められてきたため、と研究者は分析している。
◆healthday
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=661610