発売80年で最高の売り上げ
江崎グリコのヒット商品、「ビスコ」の売り上げが急増している。2011年度の売り上げは45億円と、発売以来80年間で最高の数字となった。
震災で保存缶が大人気に
ビスコ人気急騰の原因となったのは、昨年3月に発生した東日本大震災だった。
従来1年だった保存期間を5年に伸ばした「保存缶」が前年比7倍の売り上げを記録した。
ビスケットの間にクリームを挟んだ同商品は、硬すぎず、高齢者や幼児でも食べやすい。カロリーは5枚入りの1袋で98kcalある。
成人が1日に必要とするカロリーは、男性2100kcal、女性1700kcal程度である。ビスコの保存缶1缶は、600kcal未満となるため、できれば他の保存食も用意すべきだろう。
保存缶はネット上のグリコショップでも販売されており、30枚入り5缶セットが2,000円となっている。
健康イメージも売れ行きに貢献
ビスコには5枚あたり約1億個の乳酸菌が入っている。最近では小麦胚芽入りなどの商品も追加された。
健康イメージが若い女性にもうけ、ファン層が広がっているという。
◆グリコ ビスコの保存缶
http://shop.glico.co.jp/products/hozonkan.html