無印良品 青山3丁目店が1月31日に閉じる。1993年に開店して以来、20年近くたった店の歴史に幕が下ろされるのだ。
青山3丁目店
1993年当時、青山3丁目店は最大の広さを持つ店舗だった。外苑駅からも少々歩くということで、関係者は、客の入りを心配していた。しかし、民家を解体した時の梁や柱を使った独自の店舗のデザインや、街の雰囲気にあった佇まい、地元商店街との交流などによって、人々の暮らしに静かに根を下ろしていった。
今回、無印良品がfacebookやtwitterで青山3丁目店の閉店を告知したところ、多くのファンから閉店を惜しむ声が届いた。そこで、急遽「閉店」特設サイトを立ち上げ、店舗デザインを手がけた杉本貴志氏や歴代店長のコメントを掲載したという。すでにお別れイベントは1月20日に終了。当日は、店内では全商品が30%オフで売り出され、メッセージボードへの寄せ書きなどが設けられた。
閉店まであと1週間。経営方針の変更か、この厳しい経済状況を反映したのか、理由は定かではないが、雰囲気のある店がまた1つ消えていくのは、何とも寂しい限りである。
無印良品 青山3丁目店特設サイト